猛暑が続く。異常な暑さだ。日中の試合となれば辛いものがある。熱中症の疑いがあれば、すぐバスの中で休ませる。木陰では涼しくない。バスはアイドリング状態、常にエアコンで涼しくしている。昔の気候とは違い、苦しそうな子に「頑張れ」とは、言えない

 秋に始まる全国予選。どんな結果が出るかは、この夏休みの過ごし方による。ちょっとしたことで休んでいるようでは、先はない。あそこが痛い、ここが痛い、体調が悪い。そして休む。見学すら来ない。あり得ないことだ。見ることも応援することも練習である。

 

トップチームも5日間程度の盆休みがある。従来なら考えられないことだ。この休みを歓迎する子が多い。まあこれが今の子供だろう。

 全国を目指すなら、子供、保護者から「監督、先生、休まないで、練習をお願いします」こんな言葉を期待するが、一言もない。焦りがない。必死の焦りはある程度大事だ。

 2チーム出場できるという最高のチャンス、もっと必死になれよと言いたい。全国の切符を取るには、運は必要である。監督の「運」選手の「運」保護者の「運」この勝利の運を引き寄せるには、普通のことをやっていては、勝利の女神は、振り向かない。

 神頼みは必要ないが、徳を積む必要はある。グランドの草刈り、道路等のゴミ拾い。可能な金額の支援金、募金、人助け。見え見えでも構わない。売名行為と言われても構わない。人に喜ばれ感謝されるなら、やらないよりやる方がいいに決まっている。

 昔の話だが、あるオリンピック選手が、金メダルを取るために、練習以外に公園のトイレ掃除を毎日行ったという。練習は、誰にも負けないほどやった。あとは運である。思いついたのが公園のトイレ掃除だ。結果、金メダルに輝いた。これは、有名な実話だ。

 一流のアスリートは、運を気にする。大谷選手もそうだ。一流選手になればなるほど気にする。勝負は、努力だけでは勝てない。もちろん人三倍の努力は必要だが、勝ち運は、それだけでは掴み引き寄せられない。監督、選手、保護者、生まれながらの運もあろうが、気持ちを一つに努力と徳を積めば、ちょっとは、運が振り向くかも・・・・