勝ちにどこまでこだわるか? 勝ちの目標をどこに設定するのか?市の大会等で優勝を目指すのか? 県中央大会出場を目指すのか? 県トップそして全国大会出場を目指すのか? 夢や目標は大きくと誰もが考えるが、チームの現実を考えれば、自ずと目標は見えてくる。

Jの下部組織のように能力の高い子供たちが集まるチームと我々のような普通の子供が集まるチームでは、教科書にあるような同じ指導方法では、実力にかなりの差がついてしまう。当たり前だが、普通の能力の子供たちをトップレベルに引き上げるとなると、ある程度強引に引っ張り上げなければならない、肉体的に豊富な練習量は、もちろんのこと精神力も強くしなければならない。

徹底的な負けず嫌いな性格、これが一番いい。「格差をなくしてみんなが平等。」とんでもない、現実は違う。世の中、子供の世界でも大人の世界でも、全て競争の世界だ。言葉は悪いが勝ち負けが決まる勝負の世界である。

私の考えは、同じ条件なら負けたくない。同じ条件なら負けられない。同じような言葉だが、負けたくないは、選手の気持ち、負けられないは、指導者の立場である。

条件の内容にもよるが、同じ年齢で、人数も同等であるなら、これは負けられない。ただ、ここでちょっと言い訳になるが、Jのチームのように選ばれた選手のチームとの戦いは、条件的に不利と言わざるを得ない。と、こんなことを言っているようだから、6年も全国から遠ざかっているのだろうな。あかんわ。

なんだかんだ言い訳するようでは、勝ち運も離れてしまう。片山は、正直言って恵まれている。毎年、必ずJチームにも入れる能力の選手が一人か二人は育っている。そんな子供に恵まれていながら勝てないのは、全て我々指導者の責任である。

今年のチームも能力的には、恵まれていると言っていい。Jのチームに入っても2~3人はメンバーに入れるだろう。全員幼稚園から育てた子供たちである。何も自慢できないが、ここだけは自慢したい。うふ。