遠方への遠征となれば金がかかる。保護者の負担も大きい。父親から「私の小遣いが全くなくなりました」「小遣いを減らされました。」「もう2年小遣いをもらっていません」「家族旅行ができません」父親にかかる負担は大きい。ほんとに申し訳なく思っています。これで結果がでなければ、不満が出ても仕方ない。我々の責任である。

勝負は時の運などというが、それはやるべきことをやった者がいう言葉だ。はたして我々はこの時点で、やるべきことをやったのだろうか。練習量にしても練習試合にして前回出場した7年前から比べれば、かなり緩くなったことはたしかだ。

これは、過保護により子供たちがひ弱になり、全てを緩くせざるを得なくなったことも一因にある。とにかくよく休む。ちょっとしたことでもすぐ休む。コロナ禍からの影響からか体調が悪いと言ってすぐ休む。そして翌日、元気に出てくる。1日で治るのかよ。不思議でならない。

最近、他のチームの指導者とよく話す内容が、このことばかりだ。中学生の指導者も同じことを言う。ある中学生チームの監督が、明日、ワールドカップに選ばれて出場することになっていたら、おまえは休むのか? 実に面白い言い方だ。同じようなことを私も子供たちに言いたい。「明日、全国大会だが、おまえは、休むのか?」